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自然観察日記

野草や樹木昆虫野鳥動物など自然の色々なことを観察解説する日記

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針江生水の郷見学

 11月28日~29日研修の報告です。
1日目の28日は、針江生水の郷(はりえしょうずのさと)の見学です。川端(かばた)の見学の後、生水の郷委員会の活動を色々とうかがいました。川端の見学は初めてではないのですが、生水の郷委員会の活動は驚くほど活発ですばらしく感嘆しました。
 生水の郷は比良山系に降った雪が地下にしみこみ100年をかけて流れてきた水が琵琶湖の水圧に押されて、湧き出したもので地下20mほど掘ればどこでもきれいな湧き水が得られるんだそうです。各家々には川端といって、水路の側に湧き水から得られた水が流れ、それをまた水路のに戻すという仕組みがあります。


水は水路から矢印の方向から入ってきて、水路の下流の矢印の方向へ出て行きます。水が湧き出す池を「元池」、その水をためたところを「つぼ池」水路から引き込んだ水や水路へ戻す水がたまっている池を「端池」というそうです。各水路にはが放たれていて、それぞれの家庭の端池にも鯉が飼われています。お茶碗やカレーの鍋などを端池につけておくと鯉が全部食べてくれて鍋がきれいになるんだとか。水路に放たれている鯉は水路の藻等を食べてくれて水路をきれいにしてくれます。川端では洗剤も使わないようにしていますが使うときは廃油から作った粉石けんを使っているとの事。また上流の家は下流の家に配慮して排水が美しく保つよう配慮しているそうです。



吸気口と常夜灯

 角々に立つ常夜灯と思いきやこれ実は下水の吸気口のカバーを兼ねているのだそうです。
針江では、どこでも20m掘れば地下水が沸いて出るほどですから下水管は非常に浅いところに作らねばならず、高低差がつけられないので、ポンプで引いているのだそうです。そこでこの吸気口が必要なんだそうです。でこれをなんとか美しく隠そうと作られたのがこの常夜灯で、電力は太陽電池で昼発電した電気をためて使ったり、小水力発電↓を利用したりしています。



またこんな風流なカバーも作られていました。こちらは近くに常夜灯があるので明かりは灯らないそうです。

↑左右の様子もトリミングして貼り付けています。

 針江大川の水は湧き水ですから年中13~14℃で夏は冷たく冬は暖かく、水のきれいなところに生育する事で知られる事で知られるバイカモ↓が茂っています。花期は夏ですが、あちこち探してくださり少し咲いているものが見つかりました。


 川の藻が長く延びると、藻にごみや落ち葉が引っかかり、川が汚れてしまうため、年に四回、藻を刈っているそうです。藻刈り作業⇒も~かり作業⇒儲かり作業 なんだとか。ユーモアもたっぷり解説して頂きました。地域が一体となって、環境を保つため努力されています。


 護岸工事で自然の魚の魚の隠れ家がなくなった川に、↑護岸にくぼみを作って隠れ家をこしらえている


 この後、「うおしまプロジェクト・ゆりかご水田」を見学 昔は琵琶湖から水路を通って魚が水田に上がってきて産卵し田んぼで沢山の稚魚が育ってまた琵琶湖に帰っていくサイクルがあったが圃場整備事業のため昔ながらの水路がなくなり、魚の遡上がなくなってしまったので、それを取り戻そうと段差をゆっくりつけて魚が遡上するように工夫した田んぼです。
「みずすまし水田」は代掻きでにごった水が琵琶湖に流れることを防ぐために設けられた泥田で、水がゆっくり流れる蛇行する水路や途中には沈殿池も設けられています。ここでは珍しい魚が沢山見つかって、一石二鳥の効果があったそうです。

このあと琵琶湖畔のヨシ原復元地、年一回町を挙げてヨシ刈り作業されているそうです。
最後に中島自然池を見学。

テレビでも放映された場所でとても素敵なところでしたがここも藻が茂って湖面を被い何度藻も駆除をされたそうです。今は藻が少なくなって落ち着いているとのそうです。
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